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大阪 二胡コンサート情報 [二胡]

わかりやすいタイトルにしてみました。

わかりやすくしておけば、あるいは大阪ニコラーの心をわしづかみにできるかと。


大阪は、二胡人口が多い都市だと思います。
教室の数も多く、「二胡楽団」的なものもホッチキスが思いつくだけで
3つぐらい存在いたします。大きいやつが。

スゴい、としか言いようがありません。

万感の思いを込めて、スゴい。

一人っきりで、たった一曲をそれなりのレベルに持っていくのだって、
大変なワケですよ。

それを数十人単位で何曲も。
しかも、よせばいいのにパートが4つぐらいに分かれていたりする。

これは、エネルギーの総消費量がものスゴいことになってるはずです。
楽団員全員の消費エネルギーを合わせると、かめはめ波が撃てるんじゃないか
というほどに。


「ソロより大勢で弾いてる方が気楽じゃねーの?」


…と思ったソコの貴方。

分かっていません。何にもわかっちゃいない。

一度でも楽団に所属したことがあるならば、そんなお花畑のような科白は
出てこないはずです。

ホッチキスも何十人単位で演奏した経験がありますが、演奏する度に
まあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・苦しかったdeath。


「私、楽団入ってるけど演奏楽しいよー(^O^)」


…という貴方。

そんな人は絶無だと思いますが、もし「楽しいことばかり」だと本気で
思っている人がいるとしたら。

貴方は耳センサーが少々壊れています。
そして「外界センサー」的なものも、壊れている。


合奏とは。
自分の音と周りの音を両方聴かなければなりませんが。

そもそも自分の音なんてちゃんと聴こえないものです。大勢いると。
周りの音を聴きつつ、自分の演奏をコントロール(「合わせる」ってやつ
ですね)したいところですが、その「周りの音」が種々雑多な塊みたいな感じで
迫ってくると、合わせるどころではありません。

で、ある程度上手い楽団でも、練習初期の頃って絶対「みんなで弾いたら
混沌とする」という状況になっちゃうと思うのです。

そこからどうやって「聴かせるレベル」まで持っていくのか。

これは練習するしかないわけですが、


 パート練習はいつやるのか。

 全体練習場所の確保は誰がやるのか。

 なんで場所押さえがいっつも私なのか。

 集合時間とか場所をメールで一斉送信してるのに、なぜあのBBAは
 返信を寄越さないのか。

 大体だ。あのBBAだけガラケーのせいで、LINE使えないから連絡事項が
 チョー面倒だし。

 ………ハッ! 私ったら、こんなブラックなこと思っちゃイケナイわ。
 先生だっておっしゃってた。
 「皆で力を合わせて美しい音楽を奏でましょう」って。

 …てか先生! 前回の練習ではそこ推弓だって言ってたのに、急に運弓
 かえてんじゃねーよ。パッと切り替えられる人間ばかりじゃねーぞ、
 50人もいると!!

 てか急に一曲増やしてんじゃねーぞ!?

 なぜ直前になって急に思いつく?


 今日、持病のヘルニアが調子悪い。

 ただでさえ調子悪いのに、種々雑多な音が怒濤のように押し寄せてきて
 頭痛と目眩もする。


 楽器しまおうとしたら、二胡ケース多すぎてどれが自分のか分かんないし!



…等々、合奏というものは本当に苦難の連続なのです。
譜面台の高さや角度さえ、自分の意思では決められないのですYO!

この状況下では、楽しいことより辛いことの方が多いはず。
まあ、練習終わった後とかに友達とごはん行ったりするのは楽しいでしょうが、
演奏に関してはむしろ「苦しいことばかり」と言っても過言ではない。

仮に自分は前向きに頑張れたとしても、周囲には必ず「苦悩に満ちた人間」が
いるもので、そういう周囲の苦しみが自分の心にも伝播してくるはずです。
センサーが壊れてなかったら。

そうなるとコレ、楽しい一方ってことはまずあり得ません。


ドライな東京人は「いや、普通にムリだし。団体演奏なんて発表会の
大合奏だけでたくさんだ」…となるとこですが。

やはり土地柄でしょうか。

「普通にムリ」とバッサリ切り捨てられない人情が、大阪という土地には
あるように思います。

あと、

 「ウチ…負けへんで!!

…的な根性もあるような気がいたします。イメージですが。


なのでホッチキス、たまに楽団(上海民族楽団とかじゃないですよ。国内の
アマチュア楽団の話です)の演奏を聴きにいくと。


 「よ、よくぞここまで…!」


…と、熱いものがこみ上げまくって参ります。
このクオリティにするの、大変だっただろうな…とか、そういう苦労が
偲ばれて、じーんとしちゃったり。


てか。

大阪二胡コンサート情報を書こうと思ったのに、
楽団のことしか書いてないんですが。


ホッチキスね。
思うに、自分が団体で弾いて「大変だな」と思った経験があるから、
「二胡+伴奏ピアノ(or揚琴)=板の上は二人だけ」というコンサートが
好きなのかもしれません。
これが一番、ホッとするというか。



 知らねーよ!


…って声が聞こえてきそうですが、ワタクシと同じように思っている
大阪ニコラー様も、きっといらっしゃるはず。


現在進行形で楽団員な方、かつて所属していた方、これから
所属するかもしれない方。

・・・要するに、全員?


聴きにいらっしゃいませ、板の上2人っきりのコンサートを。
(リンク貼っておくので、こちらをクリッッッック!)

多分、貴方もすごくホッとして、胸に沁みて、

 「11月だけど心があったかい」

…てな気持ちになるはずです。


                     《後半に続く》

タグ:二胡
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はりなっくす

こんにちは。むかし川口付近で青春をすごし現在関西在住です
東京人のドライさ…何となくわかります。
集まる→連絡なしに来ないとか普通→まめな人ほど疲労焏
関西の場合、返事なかったら「この前どないしたん?」と聞くところ、東京の場合、プライベートだし…と気軽に突っ込めない感があったり…。
プライベート尊重度の違いでしょうかね。
by はりなっくす (2014-10-25 03:13) 

ホッチキス

♪はりなっくすさん
なるほど。。。 「連絡なしに来ないとか普通→まめな人ほど疲労」というのは、実例が多々思い浮かびます。
心から合奏したい人だけが集まるという図式になってると、こういうこと起こりにくいと思うんですけどね。
いろいろなしがらみで「別に大勢で弾きたいわけじゃないのに、なんだか参加させられてしまった」…という人は結構いらっしゃるんじゃないですかね? …そんなこんなも含めて、合奏は大変death!
by ホッチキス (2014-10-26 19:22) 

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