愛と真心のボケナス日記 [二胡]
突然ですが、ホッチキスの嫌いな食べ物はコンニャクと春雨（しらたき、マロニー等）です。
あの、透明でブルブルした感じが、カエルの卵を連想させる。
そして。
嫌いな人は借金をするヒト。
それから、「ポエム調の文章を書く人」も嫌いです。
言っておくと、「詩」は好きなんですYO！
詩集も結構持っておりますし、若い頃は気に入った詩を書写したり暗誦したりも
しておりました。
しかし、ポエジーな文章。
これはイケません。
参考例として自分で書いてみようかと思ったのですが、どうしても書けなかったので
適当にネット上から拾って改編しました。
「（例1）. もぅやだ。消えたい。存在価値ないよね…空も泣いてる…」
「（例2）. たくさんの好きと、たくさんのありがとうを紡いで織り上げた
私の音色
まだまだ未熟だけど
きっと届く
あたたかいものが
心に広がって
見えるかな
ほら
天使の羽… 」
何が天使の羽だランドセルかよボケナスが！
…と、軽く殺意すら覚えるおぞましい文章。
少数でありましょうが、音楽ブログにもこのようなポエミーな文章で書かれたものが
存在します。
ホッチキスはこのような文が生理的にダメですが、それはなぜかと言うと
こうした文章を書く人は総じて「自分のことしか考えていない」からです。
読み手のことをちょっとでも考えていれば、「何が『もぅやだ』なのか、どういう状況で
『消えたい』とまで思い詰めているのか」という説明が入るはずでありましょう。
「例2」に関してもそうです。
何が好きで何がありがたいんだかさっぱりわかんねーぜ結局どんな曲をどのような場で弾き、
未熟ってのはどんなミスを犯したんだコノヤロウ聴衆に届いたのは『あたたかいもの』じゃなく
雑音だったんじゃねーのか このスットコドッコイ…的な気持ちを読者は抱くかもしれないが、
それについての配慮がゼロなんじゃねーか？などということがどうしても気になり、
ナンか気持ちが悪いというか。
こういう文を書く人は、あるいは「他者にわかってもらうためじゃなくて、自分のために
書いているから」と言うのかもしれませんが、それだったら日記帳とかテキストファイルにでも
記入して一人で眺めておけばいいんじゃ？…と思わずにはいられません。
なぜわざわざ全世界に向けて発信してしまうのか。
相手を見ていない感じ、恐ろしく客観性に欠ける感じ、
自分のワールドにどっぷりで、しかも地に足がついてない感じが。
実にキメェ。
実体というか、手応えみたいなものがまるで感じられません。
そーいやホッチキスはしらたきや春雨の他にマシュマロやマカロンも好きでは
ありませんが、ああいうフワフワベロベロした食べ物にはそれ自体に確かな手応えが
ありません。キモい。（※個人の感想です）
まあ、音楽もそうなんですけど。
「心を伝える」なんて実にキモい…というか、おこがましい（※個人の感想です）。
そんなことを言う奴に限って音を外したりしているのです。
本当に相手を思いやって心を込めて演奏するのであれば、ポエムってるヒマに
五声音階練習でも弾きやがれ…とか思う訳です。
気持ちを伝える前に、やるべきことが死ぬほどあると思うのですが。
（稀に、技倆がさほどなくてもハートフルで感動的な演奏ができる人間は存在いたしますが、
そういう人はごくごく一部の天才に限ります。で、世の中の人間の圧倒的多数が凡人で
あり、天才などではない）
そりゃホッチキスもヘタクソです。
練習時間もあんまり取れなくて情けない。
失敗もいっぱいする。
けれど、
「心を込めて奏でた…（だから伝わってるはず多少の未熟さは許されるはず）」
とは絶対に、絶対に思わないですボケナス。
未熟なところがあれば具体的に手を打つんです方策を立てて実行するんですYO！
…と、ここまで書いてそれなりに客観性のあるホッチキスには
「テメェこそブログ書くヒマに練習しやがれ」という読者諸氏の声が
ちゃんと聞こえております。
ですので。
8月からはボンゴレ夏の風物詩となりつつある「鬼練習記」を書いていきたいと思います。
ヲニのように具体的に練習します。
待て次号！
