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胸に嵐aha-han [二胡]

なぜ唐突に発表会の思い出(前回記事参照)など語ってみたかというと。
やっぱり今、発表会シーズンだからですよね。


天華の東京教室の発表会もありましたし、甘建民王子の教室も
最近発表会ありましたよね?
発表会に恋い焦がれ続けているホッチキスにとっては、羨ましくてしょうがない。
ホッチキスは参加するどころか、仕事が忙しくて見に行くことすら叶いません。
今の気持ちを一言で表現するなら「哀しくてジェラシー」って感じです。

  ♪濡〜れた瞳アハンハン(中略)ローンリロンリロンリロリ…

…ってな気分で、ホッチキスは日曜日も仕事。ガッツリ仕事。
働ける事はありがたいですが、鶏肉(仮)を運ぶ業者の人としか話をせず
7時間半ぶっ続けで検査するとか、非常にロンリーな作業です。
友達とランチもせず、気晴らしのお出かけもせず。二胡練もできず。
おまけに伊勢湾台風級の凶悪な台風までが襲ってくるという話です。恐ろしい。

ホッチキスのばーさんは、若い頃三重県で暮らしていたことがあり、
伊勢湾台風経験者です。
戦争も台風も潜り抜け、90歳を超えた今でも存命なばーさんが、
昨日ホッチキスに電話をかけてきました。


ばーさん 「ホッチキス子や。備えはちゃんとしてあるのかい?」

ホッ 「あー、職場に泊まり込むから平気。鉄筋ビルの3階だし」

ば 「懐中電灯とか鯖缶はちゃんと買ってあるのかい?」

ホッ 「鯖缶…? いやいや大丈夫」

ば 「!! なんの備えもしていないと!?  ホッチキス子は伊勢湾台風の恐ろしさを
        知らないからそんなことを…! あの時は、道がまるで川みたいになって…」

ホッ 「でっかい松が流れてきたんでしょ?

ば 「そして、ユキコさん(仮名)の旦那さんが!」

ホッ 「亡くなったんでしょ?

ば 「その旦那さんのご遺体を…!」

ホッ 「うちのじーさんが運んだんだよね?


ばーさんの友達であるユキコおばさんのご主人は、伊勢湾台風で帰らぬ人と
なりました。ホッチキス子、その話は何度も聞いていますし、自らも随分前に
集中豪雨の被害に遭って「あれ、これヤバくね? もしかして死ぬ?」という
体験をしていますので、台風を舐めているわけではありません(※ ちなみに、
集中豪雨では買ったばかりの車が水に浸かってしまい、大打撃を受けました。
車とともにホッチキスも沈みそうになったので、命があっただけまだ
良かったのですが)。


ば 「今回の台風は、925ヘクトパスカルの…」

ホッ 「ヘクトパスカル?w」

思わず笑ってしまったホッチキスに、90overのばーさんが吠えました。

ば 「もういい! 925ヘクトパスカルを馬鹿にするものは、今に泣きを見る!」


・・・怒らせてしまいました。

で、今朝。
お泊りグッズを持って家を出ようとしましたら、ホッチキス母さん(伊勢湾台風
経験者)が言いました。


母 「ホッチキス子、懐中電灯は買ってあるの?」

ホッ 「……(買ってない)」

母 「お水は? 食料も…。鯖缶ぐらいは」


昨日ホッチキスが非常用として買ってきた菓子パンを「美味しそうだから」という
理由で普通に朝ごはんにしてしまった人に言われたくはありません。
ふとホッチキス母さんの非常用持ち出し袋を見ると、しっかり鯖缶が入って
おりました。どんだけ鯖缶が好きなのか。

ともあれ、ホッチキスは今、仕事を終えてそのまま職場待機。
明日は朝から5件の依頼をこなしますYO!
絶対に検査中止になると思っていたのに、キャンセルが一件だけって、
マジでナマモノを扱う業界は厳しいです。
水と懐中電灯と食料は準備したので(鯖缶は買ってない)、おとなしく部屋に
こもってひたすら検査しまくります。
皆さまもどうかご安全に。ぜひともお家で二胡練でもなさってください。
お外に出ちゃダメだぞ!

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発表会の思ひ出 [二胡]

ホッチキス、あとちょっとで「二胡を習い始めてから丸17年」でございます。


その17年間、完全に弾いてなかったこととか教室に所属していなかった期間が
ありませんので、結構長く続けてきたなあと思うのですが。

そんなに長くニコラーとして生きてきたのに、今まで発表会に出たことが
2回しかないというのが。
もうマジで痛恨の極みです。

教室所属歴17年、その17年で発表会の開催自体が2回しかなかったのです。
最初に習っていた教室(4年半所属)では、開催1回。その後、お師匠の教室に
移ってから12年以上経ちますが、やはり発表会は1回しかなかった。
計2回です。
オリンピックの約2倍の周期。選手生命終わるっちゅーの。酷い話です。


最初に発表会に出たのは、習い始めてからまだ一年経っていなかった時期だと
思います。一年未満でしたから、まともに弾ける曲もあんまりない。
ポジション移動にも四苦八苦していた可愛らしい頃ですから、
先生に言われるまま『旅愁』を選曲いたしました。
一応ちゃんとしたホールでね、人前での二胡演奏は初めての経験だったので、
とても緊張いたしました。
控え室で練習している時にもう激しく右手が震えていましたから。

コレ、ステージに上がったらどんな激震が襲ってくるのか。
…そんなことを考えたら、もうホント怖くてね。
個人レッスンで知り合いもほとんどいませんでしたし、心細くてたまらなかったです。
自分で書いててナンですけど、めちゃくちゃ可愛らしいスね?
こんなにも純な時代があったとは、我ながら驚きです。

で。出番が近づいて参りまして、舞台袖で待機しておりましたところ。
私の前に弾いていたグループの方たち(多分、3〜4人ぐらいで「エーデルワイス」を
弾いていたと記憶しています)が。

もうね、ありえないぐらいガクブルだったんです。
袖からでもはっきり分かるぐらい弓が震えている。震度8ぐらい。
本当に緊張してたのでしょうね。
身につまされます。
…つまされると同時に、「ああ、これでは意味がない」ってなことも痛切に思いました。

せっかく二胡習っているんです。一生懸命練習して、舞台に出してもらって、
こんなに震えてばかりでは弾いている甲斐がないではないか…と考えているうちに、
だんだん気持ちが落ち着いてきたのですね。

で、本番ではそこまで派手に緊張せず、プルプルもせずに弾けたのですが。
「こうして一年一年、発表会でステップアップしていければいいなあ♪」という
ホッチキスの希望ははかなくも打ち砕かれ、
それっきり二度と発表会の機会はなかったのでした。

代わりに「営業」の機会にはイヤってほど恵まれ、ホッチキスは当時の先生の指示で
いろんなステージに派遣されて弾きまくるという生活を送っていたのですが。
もうナンだか、弾けてもないのに命令されて仕方なく弾くというあり方が
ほとほと嫌になり、ホッチキスはお師匠の教室の門を叩くことになったのでした。

そして、入門してちょうど2年ぐらいの時に、待望の発表会が開催されました。
右も左もわからなかった最初の発表会の時に比べて、この時のホッチキスの
気合いには並々ならぬものがありました。
どうしても、良い演奏にしたかったのです。

もうその発表会からも10年以上時が流れていますからぶっちゃけてしまいますが、
最初、ホッチキスはなぜかお師匠から「出なくていいです」と言われ、
危うく千載一遇のチャンスを逃すところでした。

「ホッチキスさん出なくていい」というお師匠の言葉に、超絶納得いかないものを
感じたホッチキス。
「出るに決まってんだろ!!」と叫びたいところをようよう堪えて、
「申込用紙をいただけますか」と懇願し、参加にこぎつけたのです。
(ちなみに、「出なくていい」理由は未だにはっきりしません。
師匠は「今回、発表会の会場はホールではない。スタジオとか喫茶店みたいな場所に
なるかもしれないが、そういうところで弾いてもいいのか」とステージの形態を
気にしておられましたが、そんなものどこでもいいに決まってんだろ!…と、
やはりホッチキスは叫びたい気持ちでいっぱいでした。
今まで、分不相応の舞台で散々弾いてきたのです。当時の私は、
「立派なステージ」というものに大して有り難みを感じなくなっておりました。
ホッチキスは「舞台」で弾きたいのではないのです。「発表会」で弾きたいのです。
発表会でありさえすれば、たとえ空き地の土管の上でも喜んで演奏したことでしょう)

そんなこんなで、やっと参加に漕ぎ着けた発表会。
これももう一昔前の話ですから書いてしまいますが、その時に弾いた曲は
「江南春色」でした。

その時のホッチキスは、それなりに場数を踏んでおり、本番で緊張することも
あまりなくなっていましたし、練習はそれこそめちゃめちゃ気合を入れてやっていた
はずなんですが。
でも、気合入りすぎたせいか、この時のホッチキスはいつになくアガってしまい、
自分の演奏が自分でうまくコントロールできないような感じに襲われました。
すごい失敗したとか、演奏止まってしまったとかではないのですが。
精彩を欠きまくりの演奏でした。

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なんか、非常に不本意な。解せぬって感じの。そんな演奏。
なぜなのか。

自分で自分の演奏にショックを受けつつ、会場の椅子を片付けていますと。
お師匠が「お疲れ様」とお声がけくださいました。
そして、片付けている最中だというのに寸評とダメ出しを喰らわせなさりました。


 「緊張しても走らずに弾けていたのはよかったですが、
  それ以外は、まあ・・・・(沈黙)。
  今回は、良い経験になったでしょう。
  あのレベルの曲を弾く人は、あの演奏ではダメです


めちゃめちゃストレートなダメ出しでございました。
未だに忘れられません。
「どうダメであるか」という具体的な指摘はなかったので、
おそらく全体的にダメだったのでしょう。
次こそは、次こそはダメじゃない演奏をするのだ。曲に見合った実力を身につけたい。


・・・・・と思い続けて、早10年。

ホッチキスにはリベンジの機会すら与えられない。
どうすればいいのでしょう。このくすぶり続けた発表会熱を。

もし、この先発表会に出る機会があったならば。
何を弾けばよいでしょうか[ぴかぴか(新しい)]

思えば、最初に出た発表会も二回目の発表会も、ホッチキスは無伴奏で演奏しました。
最初の発表会の時は全員が無伴奏、二度目は「伴奏が欲しけりゃ自力で調達しろ」という
方式だったためカラオケが嫌いなホッチキスは無伴奏で弾くしかありませんでした。
揚琴奏者を自力で手配するツテはなかったのです。

もし、次の機会があるならば。
ピアニストが調達できたら「豫北叙事曲」が弾いてみたい。
無伴奏なら……無伴奏なら、何弾こうかな。迷っちゃう。
そして、どんな衣装着ようかな。

夢想ばかりが広がります。
しかしどんなに広がっても、発表会がありそうな気配は今のところ1ミリもありません。

二胡人生、ままならぬものでございます。


 


タグ:二胡
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二胡之友について [二胡]

ほぼほぼ二胡のことばかり書いている弊ブログ。

しかしそんなに毎度毎度、特筆すべき二胡トピックがあるわけではありません。
ホッチキスのように、レッスンもあんまり行ってないような腐れニコラーの場合は特に。

で、これは大抵の二胡ブログがそうではないかと思うのですが、最初は二胡話中心だった
はずなのに、いつの間にかスイーツ食べ比べの記録になっていたりするものです。
それがダメって訳では全然ないのですが。
まあ、ホッチキス的にはやっぱり二胡がいいかなって。

なので、知恵を絞って二胡ネタをお送りして参ります。


えー、『二胡之友』という雑誌がございますよね。
年季の入ったニコラーともなれば定期購読が当たり前…かも知れず、
当たり前でないかも知れず、わかりませんけども。
ともあれ、そういう雑誌がある。
某SNSで「この雑誌の売上をアップするにはどんなふうにすればいいのよ」的な話題が
上がっていましたので、ホッチキスもちょっと考えてみることにしました。

ちなみに、ホッチキスは『二胡之友』をたまにしか購入しません。
これは、若い頃に本や雑誌を大量に購入し過ぎて、売っても売っても捨てても捨てても
相変わらず本だらけな自宅を見ているうちに紙媒体の購入意欲がすっかり失せ果てた
せいなのですが(今や雑誌は100パーセント電子書籍で済ませている)。

ですから、よっぽどの内容でない限り買わないよね…って感じです。
ではその「よっぽどの内容」とは何なのか。
どんな特集組んであったらわざわざ注文する気になるのか。

私はマジでたまにしか読まないのでサンプル数が少ないのですが、
『二胡之友』過去記事で最も面白かった特集は、
第35号の巻頭「在日二胡演奏家・指導者からのメッセージ」です。

二胡之友 第35号(2015年1,2月号)

二胡之友 第35号(2015年1,2月号)

  • 作者: 二胡之友編集部
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2015
  • メディア: 雑誌
品切れみたいですけども・・・


賈鵬芳、姜建華、陳敏、巫謝慧、甘建民王子やお師匠など、14名の錚々たる面子が
編集部からの質問に答える(アンケート形式)…という魅惑的な企画でございますが。
各者のお答えを見比べたりなんかすると、これはもう非常に興味深い。
めちゃめちゃ興味深い。
「いちばん好きな中国二胡曲はなんですか」とか「演奏家として生きていく上で、
最も大事にしておられることは?」とか、もうね、知りた過ぎる。興味津々過ぎる。

そういった音楽的質問に混ざって「来日して後悔したことはありますか」といった
自分史的な質問もあり、これまた興味深過ぎてたまりません。
寂しくって心細くって、中国に帰りたくなった時もあるんじゃないかしら…嗚呼!
タイムマシンに乗ってその寂しさを癒しに行きたいです王子様!
……などと、思わず力が入ってしまいます。

で。ホッチキスがこの記事で非常に印象的だったのは、「演奏家として最も大事に
していることは?」という質問項目です。

大雑把に分類すると「愛情派」と「表現派」と「研究派」、「フィジカル派」の
4つに分かれるようなのです。


1. 愛情派の回答例
・「音楽を聴いてくださる人を大切に、愛をこめている」 姜建華
・「愛」 巫謝慧
・「心」 劉継紅


愛情派の面々が全員女性であるのは、果たして偶然の一致なのでしょうか。面白いです。
ちなみにホッチキスも女性の端くれですが、鶏肉検査技師(仮)として生きていく上で
最も大切にしていることは?…と訊かれたら、「絶対に、愛ではない」と
自信を持って回答いたします。
そりゃ、私だって鶏肉(仮)が大好きで、大好きなあまりこの道に飛び込んだのですし、
ニワトリ(仮)のことだってそりゃあ愛しています。
けれど、検査の最中とか検査準備の時に果たして「愛」なんて考えるものでしょうか。
同じ職業人として、疑問でなりません。
まあ、二胡と鶏肉検査では性質が違い過ぎるせいかもしれませんが。


2. 表現派の回答例
・「自分の気持ちを素直に音色に表現すること」 賈鵬芳
・「曲を全力で理解して表現すること」 甘建民
・「自分を感動させること」 張会斌


…なんとなくですが、「自分の気持ちを表現すること」を大切に考えておられるので、
賈様の演奏は「ああ、賈鵬芳が弾いてるな」ととってもよく分かる感じに
なるのやもしれません。
対して、自分のことよりも相手(曲)のことを考える、それも全力で!…って、
なんという王子っぷりでしょう。期待を裏切りません。好きです。


3. 研究派の回答例
・「真摯に芸術性を追い求め続けること」 王明君
・「いろいろな芸術から吸収する」 張艶
・「心を広くして新しいことも受け入れること、日々の練習と
  勤勉を続けること」 劉福君

真面目です。素晴らしいです。
ホッチキスもね、職業人としてはこうであらねばならないな…とは思うのですが、
なかなか実際には難しいです。仕事忙しかったりしますもん。
けれど理想としては、かくありたい。
なんかもはや二胡の話でなくなっている気がしますが、ともあれ続けます。


4. フィジカル派の回答例
・「心身ともに元気であること」 陳敏
・「健康な身体」 彭秀敏

まあ、これですよ。
ホッチキスも健康めっちゃ気をつけてますもん。倒れてしまったらおしまいです。
日々大事にしていて実際に手をかける部分と言ったら、やっぱりここに
なるんじゃないでしょうか。
で、思うにね。「愛情派」の人って、別に気をつけてなくても身体が丈夫
なのではないでしょうか。
元々が頑健で生命力に溢れたタイプなので、精神性に目が向くのだと推察されます。


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そして。ホッチキスは当然お師匠の回答にも注目いたしました。
我が師は演奏家として生きていく上で、何を最も大事にしておられるのでしょう。



     お師匠の回答  「普通の生活」


…ぶっちゃけ、よく意味がわかりません。
どの分類にも属さない、属することを拒むかのような、異彩を放つ回答です。
ホッチキスは長らく「普通の生活ってなんだよ」と疑問を抱えつつも
お師匠に直接尋ねることができないでいましたが。
ひょんなことから座右の銘の話になった時、お師匠はこう仰ったのです。

「座右の銘は特にないが、強いて言えば『平常心』。音楽だけではなく、
日常のことを一つ一つ淡々とこなしていくことが大切。
普通の生活を大切にしていれば、それが結果として良いものにつながっていく。
だから、演奏の時に心掛けていることは、『普通の生活』です」

ようやく理解いたしました。
今までは「イミわかんねーYO!」と思っていたのですが、大変深いお話だったのです。
お師匠は、音楽を何か特別なもの、日常から切り離され“芸術”として祭り上げられるような
ものではなく、生活や人生と重なってゆくものだと捉えておられる。

深く納得すると同時に、「これって、『二胡之友』がもうちょっと突っ込んで
聞いておけば、書いておけばよかったんじゃね?」とも思いました。
アンケート取った二胡奏者14人に、一人一人にもっと突っ込むんです。
絶対面白いはずです。そして絶対売れるはずです。
「甘建民総力特集」とか出たら、私絶対2冊買いますもん!

まずですね、手始めに最大手教室の指導者様を特集すると良いですね。
賈鵬芳特集号を組んでください。一冊全部賈鵬芳です。
楽譜もコンサートレポも賈鵬芳。アナリーゼは「睡蓮」。
教室訪問も楽器紹介も全て賈鵬芳。

グラビアとかも、あると良い。

そして賈鵬芳ゆかりの地を訪ねてください。
ジャムスが無理なら賈さんが皿洗いしてた店とかでもよいでしょう。


人に歴史あり、です。
あのアンケートをもっと掘り下げたところが、みんな知りたいでしょう?
ぶっちゃけ、「8歳から」「兄の影響」で二胡を始めて、「中央民族楽団所属」
だったんだけど「自分の音楽の幅を広げたいと思って」来日して、
「言葉」では苦労したけど、帰国したいと思ったことは「ない」。
教室は「全国8カ所で開いている」…とか、そういったことは『二胡之友』を
購入するぐらいのニコラーであれば、常識的知識として既に頭に入っているはずなのです。

そこからさらに奥深いところが! そこが知りたいのです。
極寒の地でただひたすら二胡練する小学生ライフを送っていたのか、
たまにはかくれんぼとかして遊んでたのか、いつから二胡で食っていこうと
思ったのか、楽団ではどんな胸のトキメキが、どんな筆舌に尽くしがたい苦労が
あったのか、どんな人生を歩んで、それがどう賈鵬芳の音楽として結実しているか。
それが知りたいでしょう?

巫謝慧の「姿三四郎に会いたい」という来日理由なんて、突っ込んで
話をうかがうしかありません。マジでそんな理由で海を渡ったのか。


スペッシャルな奏者別総力特集。
そんなものが読んでみたいなって。ホッチキスは夢見ております。

タグ:二胡
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