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ビジョンを持ってみる [二胡]
暑いっちゅーに、ダルいっちゅーに!
…と、一人心のうちで暴風を巻き起こしているホッチキスです。
「天山風情を練習しなければならないのに、暑いしダルいしどうすればよいのか」
と、胸のうちで苦悶の葛藤を繰り広げる、発表会明けの日々でございます。
というか。
黙って弾いとけよって話なんですが。
でも、「天山風情」よりも正直「健康第一」かな…っていう思いも
捨てきれないところです。
しかし。
引き続き宿題がこの曲になってしまった以上、どうにかしなければ
しょーがないという…。
ワタクシは初めての曲に取り組む時は、必ず何か参考音源を聴くのですが。
最近師匠によく言われるのは、「ヒトの音源聴きすぎ」だ、と。
そして「真似しすぎ」である、と。
「もっと弾きたいように弾いてもいいんだぜ」的な。
確かに私は、音源は割りと聴き込む方なのですが(音源は師匠だったり他奏者
だったり、色々)。
しかし元来ザッパな耳しか持たないため、意図的に装飾などを真似ているのは
せいぜい数ヶ所です。
それが師匠に言わせると「真似しすぎ」だと。
しかし、お師匠様。言わせてもらうならば。
真似するつもりが全然なくても、サザンを歌えば自然に桑田になってしまうのは、
普通の人間ならば当たり前のことではないか、と。
「千の風になって」を歌う時、そんなつもりは全然ないのにオペラ調で朗々と
歌い上げてしまったことが、師匠は一度もないとでも?
(まあ、師匠は経験ないかもしれませんが、大抵の人が絶対そうなると思います)
「真似」っていうか。
似てくる方が普通ではないでしょうか?
しかし、敢えて「真似すんな。自分の色を出して行け」とおっしゃるのは、
それはつまり、
「カラオケでサザンを歌う人ではなく、むしろ桑田になるぐらいの気概を持て」…と?
そういう要求かどうか分かりませんが、確かに私はどの曲に関しても
「自分がこう弾きたい」というプランが、あんまりないです。
そこで、今回は「私ならこう弾く!」という「天山ビジョン」を考えてみようかと。
まず。
いいですか?
ここから先は、「馬向華が好きで好きでたまらない」という方は決して
読まないようお願いいたします。(当方は一切責任を負いかねます)
私はあの方の弾く天山の動画を初めて見た時。
一言でいって
「すげぇ怖い」
…という恐怖感を抱きました。
なんてーか、半分「あの世」みたいな雰囲気です。
てか、むしろ弾いている馬さん自身が「生きてますか?」みたいな。
そんな無機質な感じが漂いまくっています。
さらに、出だしのRubatoなんて、ナントカ大魔王みたいな人が降臨して
きそうな感じではありませんか。
怖いです。とにかく怖い。
師匠に、この曲の参考音源を尋ねられた時。
「音源は許可さん。運指は馬向華の動画で確認した」
…とお答えしたところ、「馬さんの弾き方はどうだったか」とご下問が
ありました。
「先生、もう、とにかく怖くて(半泣)」
「『怖い』? どの辺が」
どの辺と言われても、何もかも怖いわけですから、返答に詰まってしまいました。
「多分・・・・迫力がありすぎるんだと思います。威圧的な弾き方で…。
それから、顔が綺麗過ぎるのも逆に怖いです。あの顔で、無表情で、
ちょっとあり得ない感じの技術で弾いてますから…」
しどろもどろの返事でしたが、言わんとすることは伝わったようでした。
「そうですね…。確かにあの人、綺麗ですしね」
私はこの時、「この曲は、怖くは弾くまい。全体的にもっとソフトというか、
天空のイメージ(イメージカラー:スカイブルー)で…」と思ったのでした。
Rubato 魔王ではなく、女神様(天女)の降臨。高いところから降りて
きたため、女神様はちょっと肌寒い。
行板 地上に舞い降りた女神様。ちょっと歩き慣れていないんだけど、
だんだん足の運びがスムーズになってくる。身体もあたたまってくる。
7/8 歩行も絶好調で、ちょっとベリーダンスとか躍ってみる女神様。
F調 興に乗って、軽く宙を舞ってみたりしつつますます激しく躍る女神。
終盤では回転っちゅーか、バレエで言うところのトゥール、
フィギュアスケートで言えばキャメルスピンやバタフライシット
スピンなどをこれでもかと連続した挙げ句、最後はスタンドスピンで
回り過ぎて倒れる。
B♭調 倒れたと思った次の瞬間にはもう起き上がり、もっとアップテンポで
踊り狂う女神。女神の目的は何か。
C調 再び大空を舞う女神様。天空から下界を見下ろすと、まさに
「上から目線」で心地よい。躍った後だけに、気分爽快。
E♭調 気持ちよく飛んでいたところに、敵が現れた。
さほどの強敵ではないので、優雅に戦い、何かの技で軽くぶちのめす。
B♭調 敵に勝利。勝利を祝うっぽい太鼓みたいなヤツがなんた鳴っている。
F調 勝利を祝ったのも束の間。雲行きがあやしくなり、みるみる嵐に!
あっと言う間に突風に巻き上げられ、身体の自由がきかなくなる女神。
どうする、女神!?
C調 元いた天空高くまで飛ばされてしまう。女神の嘆き。
悲しみのため、音程を微妙に変化させ、いろんな声で泣き叫ぶ。
F調 地上での束の間の楽しみは終わり、再び天の女神としてその役割を
果たさなければならない。静かに天へ消えてゆく女神。
・・・・・って感じで、弾こうかなって。
ホッチキスは思っています。うん。
ちなみに女神様は、馬向華をもっとにっこりさせたような、チャーミングな
感じでイメージしております。ええ。
…と、一人心のうちで暴風を巻き起こしているホッチキスです。
「天山風情を練習しなければならないのに、暑いしダルいしどうすればよいのか」
と、胸のうちで苦悶の葛藤を繰り広げる、発表会明けの日々でございます。
というか。
黙って弾いとけよって話なんですが。
でも、「天山風情」よりも正直「健康第一」かな…っていう思いも
捨てきれないところです。
しかし。
引き続き宿題がこの曲になってしまった以上、どうにかしなければ
しょーがないという…。
ワタクシは初めての曲に取り組む時は、必ず何か参考音源を聴くのですが。
最近師匠によく言われるのは、「ヒトの音源聴きすぎ」だ、と。
そして「真似しすぎ」である、と。
「もっと弾きたいように弾いてもいいんだぜ」的な。
確かに私は、音源は割りと聴き込む方なのですが(音源は師匠だったり他奏者
だったり、色々)。
しかし元来ザッパな耳しか持たないため、意図的に装飾などを真似ているのは
せいぜい数ヶ所です。
それが師匠に言わせると「真似しすぎ」だと。
しかし、お師匠様。言わせてもらうならば。
真似するつもりが全然なくても、サザンを歌えば自然に桑田になってしまうのは、
普通の人間ならば当たり前のことではないか、と。
「千の風になって」を歌う時、そんなつもりは全然ないのにオペラ調で朗々と
歌い上げてしまったことが、師匠は一度もないとでも?
(まあ、師匠は経験ないかもしれませんが、大抵の人が絶対そうなると思います)
「真似」っていうか。
似てくる方が普通ではないでしょうか?
しかし、敢えて「真似すんな。自分の色を出して行け」とおっしゃるのは、
それはつまり、
「カラオケでサザンを歌う人ではなく、むしろ桑田になるぐらいの気概を持て」…と?
そういう要求かどうか分かりませんが、確かに私はどの曲に関しても
「自分がこう弾きたい」というプランが、あんまりないです。
そこで、今回は「私ならこう弾く!」という「天山ビジョン」を考えてみようかと。
まず。
いいですか?
ここから先は、「馬向華が好きで好きでたまらない」という方は決して
読まないようお願いいたします。(当方は一切責任を負いかねます)
私はあの方の弾く天山の動画を初めて見た時。
一言でいって
「すげぇ怖い」
…という恐怖感を抱きました。
なんてーか、半分「あの世」みたいな雰囲気です。
てか、むしろ弾いている馬さん自身が「生きてますか?」みたいな。
そんな無機質な感じが漂いまくっています。
さらに、出だしのRubatoなんて、ナントカ大魔王みたいな人が降臨して
きそうな感じではありませんか。
怖いです。とにかく怖い。
師匠に、この曲の参考音源を尋ねられた時。
「音源は許可さん。運指は馬向華の動画で確認した」
…とお答えしたところ、「馬さんの弾き方はどうだったか」とご下問が
ありました。
「先生、もう、とにかく怖くて(半泣)」
「『怖い』? どの辺が」
どの辺と言われても、何もかも怖いわけですから、返答に詰まってしまいました。
「多分・・・・迫力がありすぎるんだと思います。威圧的な弾き方で…。
それから、顔が綺麗過ぎるのも逆に怖いです。あの顔で、無表情で、
ちょっとあり得ない感じの技術で弾いてますから…」
しどろもどろの返事でしたが、言わんとすることは伝わったようでした。
「そうですね…。確かにあの人、綺麗ですしね」
私はこの時、「この曲は、怖くは弾くまい。全体的にもっとソフトというか、
天空のイメージ(イメージカラー:スカイブルー)で…」と思ったのでした。
Rubato 魔王ではなく、女神様(天女)の降臨。高いところから降りて
きたため、女神様はちょっと肌寒い。
行板 地上に舞い降りた女神様。ちょっと歩き慣れていないんだけど、
だんだん足の運びがスムーズになってくる。身体もあたたまってくる。
7/8 歩行も絶好調で、ちょっとベリーダンスとか躍ってみる女神様。
F調 興に乗って、軽く宙を舞ってみたりしつつますます激しく躍る女神。
終盤では回転っちゅーか、バレエで言うところのトゥール、
フィギュアスケートで言えばキャメルスピンやバタフライシット
スピンなどをこれでもかと連続した挙げ句、最後はスタンドスピンで
回り過ぎて倒れる。
B♭調 倒れたと思った次の瞬間にはもう起き上がり、もっとアップテンポで
踊り狂う女神。女神の目的は何か。
C調 再び大空を舞う女神様。天空から下界を見下ろすと、まさに
「上から目線」で心地よい。躍った後だけに、気分爽快。
E♭調 気持ちよく飛んでいたところに、敵が現れた。
さほどの強敵ではないので、優雅に戦い、何かの技で軽くぶちのめす。
B♭調 敵に勝利。勝利を祝うっぽい太鼓みたいなヤツがなんた鳴っている。
F調 勝利を祝ったのも束の間。雲行きがあやしくなり、みるみる嵐に!
あっと言う間に突風に巻き上げられ、身体の自由がきかなくなる女神。
どうする、女神!?
C調 元いた天空高くまで飛ばされてしまう。女神の嘆き。
悲しみのため、音程を微妙に変化させ、いろんな声で泣き叫ぶ。
F調 地上での束の間の楽しみは終わり、再び天の女神としてその役割を
果たさなければならない。静かに天へ消えてゆく女神。
・・・・・って感じで、弾こうかなって。
ホッチキスは思っています。うん。
ちなみに女神様は、馬向華をもっとにっこりさせたような、チャーミングな
感じでイメージしております。ええ。
タグ:二胡
笑、〇さん美人ですもんね~~
笑うととってもかわいい方です。
何度か生で聴きましたし、知り合いが習っています。
〇さんの天山風情になっていますね~
完全に自分の物にした演奏と言えるのかもしれません。
お顔からなのか、ちょっと冷たい雰囲気、氷の女王という
イメージを受ける方が多いようです。
私は大好きなのですが、到底、真似できませんし
この曲の五線譜を持っていますので、ピアノで伴奏部分を弾いてみたり(めちゃ難しい・二胡の伴奏は特に難しいです)
二胡で弾いてみたりはしますが、天山どころか てってってっぐらいです(T_T)
ホッチキスさんの温かい版、天山を聴いてみたいです。
by pia-no (2009-08-07 08:30)
♪pia-noさん
今さらですが、私も念のため伏せ字を使用しておくと、◯さんは
本当にクールビューティーでいらっしゃって、で、その上に
この動画のバックの色が「あの世的なブルー」じゃないですか。
それで余計に、ちょっと怖い感じがいたします。
生で聴く機会もあったのに、ちょっと敬遠してしまったのは、
この動画のせいかもしれません。
実際に拝見してにっこりされたらファンになっちゃうかも、ですね。
私も天山の五線譜、持ってます。
「弾けるようになったら、誰かに伴奏してもらおう♪」と
思っていたのですが、やっぱり伴奏も難しいんですね(涙)。
その前に「弾けるようになる日はくるのか」ってところが
かなり微妙であります。頑張らねば!
by ホッチキス (2009-08-07 11:25)
いえいえ、伏字は検索した時に自分のコメントが出てきたり
したらドキッ!とするからだけなんです。
伴奏ね~合わせるのが難しいと思います。
息が合うか~それと変な音が多いのと、ミスもありそうです。
二胡部分で見つけました。ナチュラルが落ちていたように思います。
この伴奏を頼まれたら、即、お断りです。多分~
必死に練習を1ヶ月して合わせを3回から5回やって
そこまでしても伴奏ですから~メロディーだけで無いので
二胡の倍ほどの練習量が必要です。
しかも伴奏となると1曲で無いですから~いきなり10曲とか
伴奏だけの練習ってかなり根性が必要です。
by pia-no (2009-08-07 16:17)
♪pia-noさん
伴奏、やはり難しいんですね〜…。
あと、天山は数字譜と五線譜、やはり合ってない部分ありますよね。
音源聴いても人によって結構違うし、「まあいいか。。。 好きな
ように弾けば…」とテキトーに、でも曲想は大事に弾いていこうと
思います♪
by ホッチキス (2009-08-09 21:49)