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(危機管理の)意識高い系ニコラー [二胡]

こんにちは。大変大変ご無沙汰しております。
お元気ですか? ワタクシは元気です。

元気ではあるのですが、ホッチキス、一時的に仕事がなくなってしまいました。
コロナウイルスの影響です。

小さな鶏肉検査事務所(仮)を構え、一生懸命働いていたホッチキス。
しかしこの度、学校が一斉休校となってしまい。

つまりアレです。


給食なくなっちゃった。


大打撃です。
ホッチキスの仕事の大部分は給食センター(仮)絡みなのです。
そのメインの仕事が断たれたとなると、経済的打撃もさることながら、
ちょっともう何していいかわからない。

困りました。

検査業務がゼロとなってから今日で4日目。
最初の2日は確定申告の作業とかしていたのですが、前々から少しずつ
準備していたのでもうやることがなくなりました。

二胡練習もしているのですが、これもそんな一日中弾けるものではないので、
まだ時間が余る。

では楽譜の整理をしてみようかと手をつけましたが、2時間もかからず終了。

今日は古本屋行きの本を箱詰めしました。

すぐ終わりました。

今まで忙しくて読めなかった本も読んでみたりしました。
1日一冊のペースで読んでいますが、なんてーか、あまり充実感がないのは
どうしたわけでしょうそれにまだ夕方だし。

おそらく、外に出ていないから気持ちが鬱屈とするのでありましょう。
こんなことでは免疫力ダダ下がりです。
そこで、気散じも兼ねて事務所のトイレットペーパーを買いに出てみたら
どこもかしこも売り切れで、さらに免疫力が下がる思い。
仕事柄、マスクと消毒薬の備蓄はありますが、これとて長くはもちません。

悲しいような、ムカッ腹が立つような、元気が出ないような。

それじゃちょっとブログ書いてみたらいんじゃね?ヒマだし…と、
立ち上がった次第です。

そんなわけで、本日のお題は「危機管理」

思えばね。ホッチキスは過去に勤務先が突然倒産するという憂き目に
遭ったのですが、前日まで普通に働いていたため「明日、倒産する」なんて
全然思わなかったのです。
当然、何の備えもなけりゃ心構えも出来ていませんでした。

そして、過去には突然の集中豪雨で買ったばかりの車が水浸しになるという
惨劇にも見舞われましたが、まさかそんな目に遭うとは夢にも思わず
水没前日まで新車を運転してゴキゲンでした。
20年ぐらい乗り倒す気満々だったのです。

そして今。
まさか給食がなくなるとは。

予想だにしていなかった展開に、ホッチキスは呆然とすると同時に
ムカッ腹が立ちました。
なんというか、今までの経験を活かせてないにも程がある。
「やむを得ない事情により、鶏肉検査(仮)したくても出来なくなる時が
くるかもしれない。そんな場合に備え、鶏肉検査とは違うベクトルの
収入源…つか、カネになるスキルを習得しといた方がいいんではないか」と
いう
ことに少しも考えが及ばなかった、オノレの迂闊さにムカッ腹が
立ったというか。


これからの時代、何が起こるかわかりません。
令和サバイバーとなるためには本業の他にもう一つぐらい職能を有する
必要がありますマジで。


例えばね。二胡で生計を立てている方。
指導者でも奏者でも良いのですが、今回の騒ぎできっと打撃を受けて
おられるであろう上級ニコラーの方々。
3月の演奏スケジュールとかレッスンはきっと壊滅的だと思います。

そんな時。

「こういう時こそ練習だ。きっとまた良い時節が巡ってくる。
今は耐えて技術を磨く時だ…!」って感じの発想になりがちかと思うのです。
素晴らしいと思います全然いいと思います何にも悪くないと思うんですが。

ホッチキスの提案として、「こんな時こそホームヘルパー2級の資格を
取っておくか」って考えたらいいんじゃないかと思うんです。

そうしたら、どういうことになるか。
資格を活かして登録ヘルパーになれますね。で、訪問介護いたしますよね。
訪問した先で、

「源造さん、今日は具合いかがですか〜。あらっ、調子いい? よかったわぁ、
もうちょっとリハビリ頑張って、カラオケとか行っちゃいましょうよ。
源造さんは、どんなお歌好き? んまあ、舟木一夫? いいわよねえ、
私も好きだわあ〜〜か〜い〜〜ゆう〜ひが〜〜こうしゃをそめぇ〜えて〜〜♪
………って、続きなんだったかしら。メロディは覚えているんだけど…。
ね、源造さん。ちょっと弾いてみてもいい?

…と、おもむろに二胡を取り出し「高校三年生」を熱演いたしましょう。

よみがえる青春の思い出。涙を流す源造(92)。
源造に生きる希望を与え、源造のご家族をも癒し、そして貴方は「二胡を
奏でる
介護ヘルパー」としてNHKヒューマンとかに取り上げられ、
本業の演奏活動も
活性化いたします。

そして、「私……。今まで演奏技術のことばかり考えてきたけど、目の前で
涙を流して私の二胡を聴いてくださる方がいる。弾き続けてきてよかった。
ホームヘルパー2級取っておいてよかった…」って日が来るはずです。
貴方の衣装はチャイナドレスとかではなく、ジーンズにエプロンですが、
それが最高に輝いているはずです。そして経費節減にもなる。


…と、上級ニコラーのために一生懸命考えてしまいましたが。
肝心のホッチキスの職能が全然思い浮かびません。

それにつきましては、また近日中にアップしたいと思いますヒマなので。
皆さまも、ぜひこの機会にご自身の「第二の職能」を考えて
開花させまくってくださいませ!



タグ:二胡
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胸に嵐aha-han [二胡]

なぜ唐突に発表会の思い出(前回記事参照)など語ってみたかというと。
やっぱり今、発表会シーズンだからですよね。


天華の東京教室の発表会もありましたし、甘建民王子の教室も
最近発表会ありましたよね?
発表会に恋い焦がれ続けているホッチキスにとっては、羨ましくてしょうがない。
ホッチキスは参加するどころか、仕事が忙しくて見に行くことすら叶いません。
今の気持ちを一言で表現するなら「哀しくてジェラシー」って感じです。

  ♪濡〜れた瞳アハンハン(中略)ローンリロンリロンリロリ…

…ってな気分で、ホッチキスは日曜日も仕事。ガッツリ仕事。
働ける事はありがたいですが、鶏肉(仮)を運ぶ業者の人としか話をせず
7時間半ぶっ続けで検査するとか、非常にロンリーな作業です。
友達とランチもせず、気晴らしのお出かけもせず。二胡練もできず。
おまけに伊勢湾台風級の凶悪な台風までが襲ってくるという話です。恐ろしい。

ホッチキスのばーさんは、若い頃三重県で暮らしていたことがあり、
伊勢湾台風経験者です。
戦争も台風も潜り抜け、90歳を超えた今でも存命なばーさんが、
昨日ホッチキスに電話をかけてきました。


ばーさん 「ホッチキス子や。備えはちゃんとしてあるのかい?」

ホッ 「あー、職場に泊まり込むから平気。鉄筋ビルの3階だし」

ば 「懐中電灯とか鯖缶はちゃんと買ってあるのかい?」

ホッ 「鯖缶…? いやいや大丈夫」

ば 「!! なんの備えもしていないと!?  ホッチキス子は伊勢湾台風の恐ろしさを
        知らないからそんなことを…! あの時は、道がまるで川みたいになって…」

ホッ 「でっかい松が流れてきたんでしょ?

ば 「そして、ユキコさん(仮名)の旦那さんが!」

ホッ 「亡くなったんでしょ?

ば 「その旦那さんのご遺体を…!」

ホッ 「うちのじーさんが運んだんだよね?


ばーさんの友達であるユキコおばさんのご主人は、伊勢湾台風で帰らぬ人と
なりました。ホッチキス子、その話は何度も聞いていますし、自らも随分前に
集中豪雨の被害に遭って「あれ、これヤバくね? もしかして死ぬ?」という
体験をしていますので、台風を舐めているわけではありません(※ ちなみに、
集中豪雨では買ったばかりの車が水に浸かってしまい、大打撃を受けました。
車とともにホッチキスも沈みそうになったので、命があっただけまだ
良かったのですが)。


ば 「今回の台風は、925ヘクトパスカルの…」

ホッ 「ヘクトパスカル?w」

思わず笑ってしまったホッチキスに、90overのばーさんが吠えました。

ば 「もういい! 925ヘクトパスカルを馬鹿にするものは、今に泣きを見る!」


・・・怒らせてしまいました。

で、今朝。
お泊りグッズを持って家を出ようとしましたら、ホッチキス母さん(伊勢湾台風
経験者)が言いました。


母 「ホッチキス子、懐中電灯は買ってあるの?」

ホッ 「……(買ってない)」

母 「お水は? 食料も…。鯖缶ぐらいは」


昨日ホッチキスが非常用として買ってきた菓子パンを「美味しそうだから」という
理由で普通に朝ごはんにしてしまった人に言われたくはありません。
ふとホッチキス母さんの非常用持ち出し袋を見ると、しっかり鯖缶が入って
おりました。どんだけ鯖缶が好きなのか。

ともあれ、ホッチキスは今、仕事を終えてそのまま職場待機。
明日は朝から5件の依頼をこなしますYO!
絶対に検査中止になると思っていたのに、キャンセルが一件だけって、
マジでナマモノを扱う業界は厳しいです。
水と懐中電灯と食料は準備したので(鯖缶は買ってない)、おとなしく部屋に
こもってひたすら検査しまくります。
皆さまもどうかご安全に。ぜひともお家で二胡練でもなさってください。
お外に出ちゃダメだぞ!

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発表会の思ひ出 [二胡]

ホッチキス、あとちょっとで「二胡を習い始めてから丸17年」でございます。


その17年間、完全に弾いてなかったこととか教室に所属していなかった期間が
ありませんので、結構長く続けてきたなあと思うのですが。

そんなに長くニコラーとして生きてきたのに、今まで発表会に出たことが
2回しかないというのが。
もうマジで痛恨の極みです。

教室所属歴17年、その17年で発表会の開催自体が2回しかなかったのです。
最初に習っていた教室(4年半所属)では、開催1回。その後、お師匠の教室に
移ってから12年以上経ちますが、やはり発表会は1回しかなかった。
計2回です。
オリンピックの約2倍の周期。選手生命終わるっちゅーの。酷い話です。


最初に発表会に出たのは、習い始めてからまだ一年経っていなかった時期だと
思います。一年未満でしたから、まともに弾ける曲もあんまりない。
ポジション移動にも四苦八苦していた可愛らしい頃ですから、
先生に言われるまま『旅愁』を選曲いたしました。
一応ちゃんとしたホールでね、人前での二胡演奏は初めての経験だったので、
とても緊張いたしました。
控え室で練習している時にもう激しく右手が震えていましたから。

コレ、ステージに上がったらどんな激震が襲ってくるのか。
…そんなことを考えたら、もうホント怖くてね。
個人レッスンで知り合いもほとんどいませんでしたし、心細くてたまらなかったです。
自分で書いててナンですけど、めちゃくちゃ可愛らしいスね?
こんなにも純な時代があったとは、我ながら驚きです。

で。出番が近づいて参りまして、舞台袖で待機しておりましたところ。
私の前に弾いていたグループの方たち(多分、3〜4人ぐらいで「エーデルワイス」を
弾いていたと記憶しています)が。

もうね、ありえないぐらいガクブルだったんです。
袖からでもはっきり分かるぐらい弓が震えている。震度8ぐらい。
本当に緊張してたのでしょうね。
身につまされます。
…つまされると同時に、「ああ、これでは意味がない」ってなことも痛切に思いました。

せっかく二胡習っているんです。一生懸命練習して、舞台に出してもらって、
こんなに震えてばかりでは弾いている甲斐がないではないか…と考えているうちに、
だんだん気持ちが落ち着いてきたのですね。

で、本番ではそこまで派手に緊張せず、プルプルもせずに弾けたのですが。
「こうして一年一年、発表会でステップアップしていければいいなあ♪」という
ホッチキスの希望ははかなくも打ち砕かれ、
それっきり二度と発表会の機会はなかったのでした。

代わりに「営業」の機会にはイヤってほど恵まれ、ホッチキスは当時の先生の指示で
いろんなステージに派遣されて弾きまくるという生活を送っていたのですが。
もうナンだか、弾けてもないのに命令されて仕方なく弾くというあり方が
ほとほと嫌になり、ホッチキスはお師匠の教室の門を叩くことになったのでした。

そして、入門してちょうど2年ぐらいの時に、待望の発表会が開催されました。
右も左もわからなかった最初の発表会の時に比べて、この時のホッチキスの
気合いには並々ならぬものがありました。
どうしても、良い演奏にしたかったのです。

もうその発表会からも10年以上時が流れていますからぶっちゃけてしまいますが、
最初、ホッチキスはなぜかお師匠から「出なくていいです」と言われ、
危うく千載一遇のチャンスを逃すところでした。

「ホッチキスさん出なくていい」というお師匠の言葉に、超絶納得いかないものを
感じたホッチキス。
「出るに決まってんだろ!!」と叫びたいところをようよう堪えて、
「申込用紙をいただけますか」と懇願し、参加にこぎつけたのです。
(ちなみに、「出なくていい」理由は未だにはっきりしません。
師匠は「今回、発表会の会場はホールではない。スタジオとか喫茶店みたいな場所に
なるかもしれないが、そういうところで弾いてもいいのか」とステージの形態を
気にしておられましたが、そんなものどこでもいいに決まってんだろ!…と、
やはりホッチキスは叫びたい気持ちでいっぱいでした。
今まで、分不相応の舞台で散々弾いてきたのです。当時の私は、
「立派なステージ」というものに大して有り難みを感じなくなっておりました。
ホッチキスは「舞台」で弾きたいのではないのです。「発表会」で弾きたいのです。
発表会でありさえすれば、たとえ空き地の土管の上でも喜んで演奏したことでしょう)

そんなこんなで、やっと参加に漕ぎ着けた発表会。
これももう一昔前の話ですから書いてしまいますが、その時に弾いた曲は
「江南春色」でした。

その時のホッチキスは、それなりに場数を踏んでおり、本番で緊張することも
あまりなくなっていましたし、練習はそれこそめちゃめちゃ気合を入れてやっていた
はずなんですが。
でも、気合入りすぎたせいか、この時のホッチキスはいつになくアガってしまい、
自分の演奏が自分でうまくコントロールできないような感じに襲われました。
すごい失敗したとか、演奏止まってしまったとかではないのですが。
精彩を欠きまくりの演奏でした。

      2413567_p0_master1200.jpg


なんか、非常に不本意な。解せぬって感じの。そんな演奏。
なぜなのか。

自分で自分の演奏にショックを受けつつ、会場の椅子を片付けていますと。
お師匠が「お疲れ様」とお声がけくださいました。
そして、片付けている最中だというのに寸評とダメ出しを喰らわせなさりました。


 「緊張しても走らずに弾けていたのはよかったですが、
  それ以外は、まあ・・・・(沈黙)。
  今回は、良い経験になったでしょう。
  あのレベルの曲を弾く人は、あの演奏ではダメです


めちゃめちゃストレートなダメ出しでございました。
未だに忘れられません。
「どうダメであるか」という具体的な指摘はなかったので、
おそらく全体的にダメだったのでしょう。
次こそは、次こそはダメじゃない演奏をするのだ。曲に見合った実力を身につけたい。


・・・・・と思い続けて、早10年。

ホッチキスにはリベンジの機会すら与えられない。
どうすればいいのでしょう。このくすぶり続けた発表会熱を。

もし、この先発表会に出る機会があったならば。
何を弾けばよいでしょうか[ぴかぴか(新しい)]

思えば、最初に出た発表会も二回目の発表会も、ホッチキスは無伴奏で演奏しました。
最初の発表会の時は全員が無伴奏、二度目は「伴奏が欲しけりゃ自力で調達しろ」という
方式だったためカラオケが嫌いなホッチキスは無伴奏で弾くしかありませんでした。
揚琴奏者を自力で手配するツテはなかったのです。

もし、次の機会があるならば。
ピアニストが調達できたら「豫北叙事曲」が弾いてみたい。
無伴奏なら……無伴奏なら、何弾こうかな。迷っちゃう。
そして、どんな衣装着ようかな。

夢想ばかりが広がります。
しかしどんなに広がっても、発表会がありそうな気配は今のところ1ミリもありません。

二胡人生、ままならぬものでございます。


 


タグ:二胡
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